時計草
- 2013.05.29 Wednesday
- 15:17
日本各地で「梅雨入り」が発表されましたね。
山形県でも30℃を超える日がすでにあり、
初夏の装いを感じるようになりました。
今日は、花泉に入荷した「時計草」のご紹介。
【 時計草 】
とっても派手なお花です。時計草にはいくつもの品種があるのですが
今回入荷したのは「ムーレアナ」と呼ばれるもの。
美しい青の花びらが目を引きます。
時計草と呼ばれるのは、3つに分裂した雄しべが、
時計の長針・短針・秒針のように見えるからだそう。
横から見ると…
【 時計草 】
とっても緊張感のある花の作りをしています。
英名は Passion flower(パッションフラワー)
果実はそう、あのパッションフラワーなのです。
パッションというから、てっきり情熱的な花かと思っていたら
花言葉は「受難」
16世紀、キリスト教の宣教師たちが原産国中南米で
この花を、かつてアッシジの聖フランチェスコが夢に見たという
「十字架上の花」と信じ、キリスト教の布教に利用したことから。
彼らによれば、この花はキリストの受難を象徴する形をしていて
花の子房柱は十字架、3つに分裂した雄しべが釘、
副冠はイバラの冠、5枚の花弁と萼は合わせて10人の使徒、
巻きひげはムチ、葉は槍である・・・とか。
とても奥が深い花に出会いました。